Ph.D
Ph.D 麻布獣医科大学卒業 医学博士・獣医師
出席される方へ
オステオパシ-を習得するためには、基礎医学を先行して学ばなければなりません。
基礎医学の基本は周知の如く解剖学であるのは万民の認めているところであろうと思います。
基礎医学を学ぶにあたっては、解剖生理学より紐解くのが得策であろうと考えます。
ヒトの身体は、これを支える骨や、動かすために不可欠な筋肉、この動きをしなやかに伝える関節、これらを温め、且つ全身に栄養を送り続ける脈管、この脈管により確実な情報を伝える神経(脳や脊髄)から支配する組織、器官、器官系について系統的な考え方から学ぶことも重要なことと考えます。
加えて、ヒト身体の部位の名称や、各臓器間の位置関係などを暗記し、覚えた名称を、生理学や病理学を生かせるようにしなければなりません。
また、上述した構造が、発生生物学的には身体がどのような過程を経て構成され、器官の細部の構造や働きなどの組織学的な基礎をも加えて、将来、発生学に基づいた治療がいかに有効か、を学び、身体の内部で起きている生理学的な反応や反射、および理論(必要性と解剖学の知識に基づいて施されるテクニックの原理)を理解し、応用力の利くオステオパスになられる礎を構築してゆきたい。
解剖生理学担当者 早川 敏之 Ph.D.(医学、獣医師)より